山澤慧チェロリサイタル 『名付けられた音』 福士則夫生誕80年記念 @豊洲シビックセンターホール
- yumiko segawa
- 11 時間前
- 読了時間: 2分
後半、豊洲シビックセンターホールのバックの窓が全開になったタイミングで鳴り響いた三善晃さんの『C6H』の深い響きはなんとも忘れがたい体験に…✨
福士則夫&池辺晋一郎少年👬ふたりによるそこに“不在のひと-Miyoshi-”を面白おかしく語った思い出話との接続ぐあいとしても、三善作品がちょうどほぼ真ん中に置かれた、擬似対称性が根底にありそうな昨日のプログラムのつくりに、じんわり納得してしまったのでした🥹✨
三善晃さんが「ふかーく」「寡黙に」どんといらして、
Fukushi お弟子さんの高橋宏治と、同級生の池辺晋一郎さんがシアトリカルな方向に誘い込みそうに囲んで👫
福士則夫が、“リアルの音”からついに、逸脱の道をあゆむ…🤯🪽
福士先生って、改めて“リアルな楽器”の音から遠く離れた音を探して、しかもそれを弾き手にも聴き手にも迫って(要求)していらっしゃることがよく分かりました💥
最後は世界初演『衝突 -for vc. and fg.』
福士先生には長らく事情聴取していましたが、初夏頃にはこの曲について、
先生と共有させて頂いた今年のパウル・クレー展の画集の中から、先生は画家クレーよりもドローネーの"切断のコントラスト”に興味津々でいらっしゃいました。
昨日も先生のお嫌いな“守備一貫性”がとっても良い感じで並列していて、山澤さんの思い切りの良いジャンプやら跳び膝蹴りから大いに私もヒントを頂きました🤭💥
そうそう、その頃には先生、最後のデュオのtitleは『capriccio』かもって仰っていた...
「類似色の調和(グラデーションなるもの)」と「対比の調和」って色彩円環で言えば歴史的にも、概念的にことなるものだけれど、
対立っていうのはどこかで一つの線上(円環上)にあるものなんだなと…🤔先生の「支離滅裂さ」に、食らいつく山澤彗さんと御息女、福士マリ子さんによる、気迫のこもった演奏で、実は異なる2つは同族のようで隔たっていて、それでも大きなストリームにもなりうることを教えて頂きました✨
会場には、福士先生の御息女:輪島塗蒔絵師、小西紋野さんの作品展示があり、手元には心温まる語らいが写真と共に綴られた冊子📖✨
蒔絵師のお仕事は、実物を細部まで直に鑑賞させていただくと、見る人に想像させる…😶🌫️金粉であしらわれた繊細な線と色彩で描かれた妖艶な蝶々たち。
奥様のお話では、福士先生はもともと絵描きになりたかったとも🤫✨















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