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 1986年東京生まれ。国立音楽大学附属幼稚園、小学校を経て中、高等学校へ進学。中学校では合唱部に所属し、羽田喜久代氏の指導、指揮のもと第67回NHK全国学校音楽コンクールで金賞受賞。2009年3月、国立音楽大学鍵盤楽器ピアノ専修を首席で、並びに同科ソリストコースを最優秀で卒業。読売新人演奏会等に出演。また在学2年次、3年次に最優秀にて岡田賞受賞。第27回日本ピアノコンクール特級の部第1位、第7回ショパン国際ピアノコンクールIN ASIA大学生部門金賞及び審査員特別賞受賞。レインボウ21サントリーホールデビューコンサート2007「生誕150周年エドワード・エルガー」で「エニグマ変奏曲Op.36」(ピアノ独奏版)を演奏。

 

卒業後、国立音大主催の定期演奏会「音楽と身体」でモートン・フェルドマン「Why Patterns?」を舞踊家、田中泯氏と共演。アンサンブル奏者としても東京フィル三浦章宏氏をはじめ、弦や管楽器のリサイタルにて共演。またドキュメンタリー映画『おだやかな革命』を始め、映像とのコラボレーションやCD録音を行い、活動の幅を広げている。

 音楽学者の故：礒山雅氏と朝日カルチャーセンター新宿校で《ゴルトベルク変奏曲》レクチャーコンサート、東京フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター三浦章宏氏とのベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ全曲コンサートvol.1＠マグノリアホール（大阪・池田）やチャリティーコンサートで共演。公益財団法人うらやす財団主催の2台ピアノコンサートやピティナの公開録音コンサートにてピアニスト・文筆家の青柳いづみこ氏と『春の祭典』等で共演。ピアノスト飯野明日香氏、大須賀かおり氏、安田結衣子氏との4人組で両国アートフェスティバル2020に出演し2台ピアノでのコンサートシリーズは継続中。「公園通りクラシックスproject 佐藤紀雄プロデュースシリーズ vol.14」にてアンサンブル・ノマドの音楽監督、ギタリストの佐藤紀雄氏と共演。スペイン大使館主催『ガルシア・ロルカ企画展』、胡輪舎主催「語りと音楽の会」、奏楽堂日本歌曲コンクール（作曲部門）2025にて、作曲家 屋嘉比芝光氏の新作をテノール金沢青児氏と初演など。静岡市美術館、静岡音楽館AOI主催のパウル・クレー展ミュージアムコンサート「クレーの絵と音楽のであるところ～見ること・聴くこと・感じること～」にてトークコンサート、「両国橋のほとりで音楽祭2025」にて​にリサイタル＆ナビゲーター田中美登里氏との対談企画に出演など、音楽と他分野の芸術と連関させながらの独自のレクチャーも展開している。

 

2013年より Segaway-project 瀬川裕美子ピアノリサイタルを開始。スタインウェイサロン東京松尾ホール(vol.1)東京文化会館小ホール(vol.2、vol.4)、トッパンホール(vol.3、vol.5、6、7、8、9、10)において、バッハからショパン、フランス近現代、邦人委嘱作品まで音楽史を踏まえ、様々な視点のプログラムで開催。これまでCD6枚を発売。そのうち、クレー・アルバムは『肥沃の国の境界にて』、『アフロディテの解剖学』、『窓のあるコンポジション』、『都市の境界』。「レコード芸術」誌 「音楽現代」誌 、「ステレオ」誌をはじめとするオーディオ雑誌、また日本経済新聞社電子版「ビジュアル音楽堂」や、衛星ラジオ「ミュージックバード」等で放送・紹介された。特に2020年のブーレーズ：ピアノソナタ全曲リサイタル「窓のあるコンポジション～B’〈ノタシオン⇔ソナタ⇔バガテル〉」は、同時発売のCDと共に朝日新聞や日本経済新聞でも公演評等が掲載され、「レコード芸術」誌 特選盤。vol.9及び10の2公演企画では、朝日新聞編集委員の吉田純子氏によるインタビュー記事が朝日新聞に掲載される。

2022年東京オペラシティ文化財団主催「B→C （240）バッハからコンテンポラリーへ」 出演。intoxicateにインタビュー記事、また公演評が「音楽の友」、「音楽現代」に掲載される。

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これまでにピアノを武地朋子、橋本正子、渡邉玲子、加藤一郎、渋谷淑子の各氏に師事。ニース夏期国際音楽アカデミーにミッシェロ・ベロフ氏のクラスを受講、修了。和声楽を黒川肇季氏に師事。伴奏法を静岡音楽館AOI主催の「ピアニストのためのアンサンブル講座」受講生として野平一郎氏に師事。日仏現代音楽協会会員、日本アルバン・ベルク協会会員。