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  • yumiko segawa

瀬川裕美子ピアノリサイタルvol.8 11/7(土)16:00~@トッパンホール いよいよ2か月後!



終わりの見えない煉獄zummerも、暦は確実に一歩先へ🌰

明後日9/1、いよいよチケット発売日を迎えます😊

11/7(土)16:00~@トッパンホール

8回目のSegaway-project瀬川裕美子ピアノリサイタルを開催できる運びとなりましたのでお知らせさせてください!!(・ω・)ノ

ライブ配信の予定はなく、感染対策で倍返し!😎ならぬ半返しの半数200席の入場制限下で、ホール側との衛生管理ミーティングを重ねての、とことん「生」にこだわったリサイタル✨

だからこそ、是非、皆さんに足をお運び頂きたいです🙇✨

ブーレーズ:ピアノソナタ全3曲

✖️

ベートーヴェン:6つのバガテルop.126

そして間に、ブーレーズのノタシオンからNo.6.7.8.9を編み込んで参ります。

ノタシオン⇔ソナタ⇔バガテル

そして光栄なことに本公演は

☆令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演

及び

☆サントリー芸術財団 第20回佐治敬三賞推薦コンサート

に選出されました。

お陰様で、私自身、リサイタルを開催することに対し罪悪感ではなく、とても前向きな気持ちで、一点の曇りもなく、多大なドキドキ感を胸に秘めて(!)、準備を進めることができています…。

2020年だからこそ、これを弾かねばならぬ😤

ノタシオン⇔ソナタ⇔バガテル

7月にレコーディングしたこの内容で、またライブはどうなるのか楽しみではありますが、ブーレーズのソナタを一気に一夜で弾くことは初体験だし、それなりに弾き手も聴き手も覚悟が必要かもしれません🙈

今回本番では3回目となるソナタ3番は、また違うルートを辿る。この度も出版譜のみの、トロープとコンステラシオン_ミロワールを。

ソナタ1、2番にしても、不確定な譜面ではないものの、いい更新の過程を歩みたいもの🤸

ノタシオンは、ソナタ1、2番の前に8,9番を、その間に6,7番を差し挟むので、ちょっと新たなデザインされた風景をお見せすることになります。

次元を行きつ、戻りつ…。

そして、Boulez:ソナタ2番と3番の間に、Beethoven。

ベートーヴェンの6つのバガテルは、Bee最後のピアノ曲。第九の創案中、その道草に書かれたという第九の次の作品番号を持つ、6つの愛すべき小品集です。

とはいえ、なかなか演奏機会もなく、息切れしそうな、恐ろしいほどの「慣習」の断片がそのまま置かれた、なんとも際どい珠玉の6曲です。20分。ブーレーズのソナタ1番よりも、3番よりも、長い。

「断片」

断片と全体。

ブーレーズの断片と、ベートーヴェンの断片。

ソナタって一体何なのか?(>_<)

今年は、

250年目の、tell me...

BoulezがBeethovenに向けて、「tell me...」を発表したのが50年前の1970年。

Beethoven生誕250年目の今はもう、二人とも死者に🌱

死者から死者への対話に、この度、立ち入らせていただくことになります。

そして、あともう一人、生まれながらに死者と仲良しだったKleeも加わって、

この公演はKlee と、2人の作曲家"B"の物語です。

今回、その思いの丈をコロナ中に綴りました📖CDのジャケットに、リサイタルのプログラム冊子に。だからここでまたくどくどと書くことは避けますが、

この公演名についてだけは今一度ヽ(・∀・)ノ

『窓のあるコンポジション』~B'

これは、1919年のパウル・クレーの作品名です。~B'、これについては私のお節介。作品名ではありません。

だけど、このポスターでもおわかりでしょうか?大きな「B'」の文字が大きな↓の中で、息絶え絶え、浮かんでいるんです。あと、Bだけじゃない、「'」は、アポストロフィーといって、ずいぶん見慣れた記号のように見えるけれど、実は次元を越えた演出記号のようなもの。

頓呼法。Apostrophe

「O, ロミオ、ロミオ、なぜあなたはロミオなの?」

あの劇中でも、その場にいない人、(モノ)に語りかける、そんな感覚がここでも思い起こされる。

その感覚で、

またこの絵を改めて見てみると、またウニャウニャと色々なものがひしめき合ってゆらゆらしていることを少し体感できてくるのです。←暗示😎✨

「窓」の存在はわかるけれど、クレー特有の「格子の技法」の中で、脱線劇が繰り広げられている。。窓は、いつしか十字架のお墓にも変形し、矢印が↑へ、↓。

街だけど、もちろん、クレーの絵はいつだって無重力状態です。

あちらの世界なのか、こちらの世界なのか、判然としないところに生きている。

そんな中に、大きく目立つ文字の象徴、

いみじくも、Kleeが選んだのは「B」。

今回の主役の作曲家2人を呼んでいる訳ではもちろんないでしょうが、Kleeの心中、真偽のほどはわかりません。

でも、B'。

死者との対話です。

そういう意味では、「B'」…

ベートーヴェンが遥かなる恋人と出会える奇跡の瞬間にならないかな。

だって、バガテルの中で、何度もベートーヴェンが「あの人」とデュエットを踊っているような場面も喚起させるのですから・・・

もちろん、比喩の比喩です😊

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