両国橋のほとりで音楽祭2025@門天 8/3 公演 YunikoSegawa瀬川裕美子『ある音楽家のための楽譜』
- yumiko segawa
- 7月10日
- 読了時間: 3分
8/3 公演の90秒PR動画を作って頂きました🎞️
時代は遡るかな、遡るかな🎶
⚫︎近藤譲氏(2019委嘱作)
↓
⚫︎Piet-jan van ロッスム氏(2019世界初演)
↓
⚫︎鈴木治行氏(2018委嘱作)
↓
⚫︎夏田昌和氏(2015委嘱作)
これは、初演の数々の風景。
作曲家の大先生方に、こんなにも素晴らしい大作を書き下ろして頂きました( ; ; )
演奏家はとかく反省する生き物です🐛
5年や10年もの演奏を貶したり、封印したり、隠したりしようとします🙈でも、作曲家の先生方と出来立てほやほやの作品について音と言葉でやり取りして沸騰した瞬間はかけがえないものです。
さて再演となると、体も頭も色々蘇ってくるものです。そして「ただ時間が経過しただけ」を超えて、なかなか違う肌触りを感じるようになります🫧
そうか!🤫💡
Between his two eternities...(2つの永遠の間にあって)
これは、近藤譲先生の『間奏曲(2017)』の名前の由来になった詩人イェイツのUnder Ben Buldenの一節なのですが、そこでの近藤先生のお言葉…
「どの作品にも始まりと終わりがあって、一応それ自体で纏まりをもっているのだが、とはいえそれは完全に自律的・自立的な存在ではない」
そして、
「その始まりの前の「過去」という時間と、その終わりの後の「未来」という時間に、切り離しがたくつながっている-連続している-」
そうか、、
「再演」をする事で、ここでもう一度生き直す時に、「初演と再演のあいだ」の間奏曲を奏でた経験が加わるのですね。
この切り離しがたい連続を「再演」の作業で味わわずして、演奏(解釈)はどう生き延びよというのでしょうか🫥
門天・黒崎さんからのお題:「自分史」を語れよ!とはなんとも素晴らしい気づきの機会でしょう🥹
Boulez & Boucourechliev |100
のお話はまたのちほど!
《プログラム》
・P.ブーレーズ:「第3ピアノソナタ」より第1フォルマント-アンティフォニー: シグル
P.Boulez : Troisième Sonate , Formant 1 - Antiphonie : Sigle (1955-63)
・近藤譲:三冬(2019/瀬川裕美子委嘱作品)
Jo Kondo: Three Winter Months (a commissioned work 2019 by Y.Segawa in 2019)
・J.ブラームス:間奏曲 op.119-3
J.Brahms: Intermezzo, 4 Klavierstücke op.119, No.3 C dur (1893)
・A.ブクレシュリエフ:「ピラネージによる6つのエチュード」
A.Boucourechliev:Six Ètudes d’après Piranèse pour piano solo (1975)
・ピート=ヤン・ファン・ロッスム : amour
Piet-Jan van Rossum : amour à Masakazu Natsuda (2018)
・鈴木治行:Lap Behind (2017/瀬川裕美子委嘱作品)
Haruyuki Suzuki: Lap Behind (a work commissioned by Y.Segawa in 2017)
・F.プーランク:その小さな優しい顔
F.Poulenc: Ce doux petit visage, FP 99 (1939)
・P.ブーレーズ:天体暦の1ページ
P.Boulez:Une page d‘euphemeride (2005)
・夏田昌和:Bachの名によるパッサカリア(2015/瀬川裕美子委嘱作品)
Masakazu Natsuda: PASSACAGLIA sur le non de Bach pour piano (a work commissioned by Y.Segawa in 2015)
・J.S.バッハ :「テンポ・ディ・ガヴォット」
J.S.Bach : Partita Nr.6 BWV 830, Tempo di Gavotta (1725)
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