スイスの旅Klee、Boulezに会いに行く✨①
- yumiko segawa
- 1月29日
- 読了時間: 6分
ここ毎日、スイス・ベルンにあるパウル・クレー・センターZentrum Paul Klee のアーカイブセンターに通っています🥹🐾
そしてこのベルナー・アルプス一望✨とっておきの小休止、🇨🇭スイス・ベルン人はこういう景色を日常の生活圏に持っていらっしゃる…
街から🚋で10分+🚠でグルテン山の山頂に。
また2年前と景色も違って見える…と言ってみたい所だけれど、驚くほど感動の質が微動だにしてない✨どれがアイガーで、ユングフラウでって暗唱なんて出来ません🤭
ただただ、大きなものに抱かれて🏔️
さて、ほぼ2年ぶりの本腰ベルン詣。
夢のような、クレーセンターへの幸日参です、、(;_;)
今回の旅の目的は、「演奏家クレー」について、音楽家の立場からその全体、そして詳細に見回すことです。
あまりにも多くの情報が押し寄せてきて今感覚的にも整理するのに必死だけれど、とにもかくにも、来ることができて、拝みつつ、よかったです☺️
録音が存在しないので、彼が手書きで書きこんだ膨大な楽譜資料リストから、選ばせて頂き、丹念に閲覧させていただいています。(絞れず…😣)2年前に、その一部をArchiveセンターで見てしまったことから始まった…沼に入ってしまうなら、いっそのこと出会わなければ良いのです🤭 でも、その一部を少しZwitscher-Maschine昨年のクレー研究誌でその“演奏家クレー”の視点を織り交ぜてみたけれど、なかなか納得できずに…
そう、それは量の問題でした。
通っているのは、展覧会の会場のお隣のofficeの研究・管理Forschung, Verwaltung センターで、クレーのご家族のあらゆる遺品が管理されている、クレーの心臓部。
さあ、心臓♡のなかへ…
この「量」をこなすには、こちらの音楽資料担当の研究者の皆さんのご協力なくして出来なかった、私としましては、感謝しても仕切れない感動のチームプレイでした😭
クレーセンターで働く方々ってみんな活気に溢れてて、常に動いてて対話してて楽しそうに会議してる♬なのに、その中で私のようなゲストへの面倒も、会話も、すぐに答えてくださる俊敏さと親切心と笑顔😊
だからこんな私が、数年かかることを覚悟したこちらの作業の1日目にして、グルテン山にベルナー・アルプスに沈む夕日を見に行こうという気持ちになっていました。
何より、最前線のこちらで働く日本人の研究者、柿沼万里江先生がいらっしゃるからこそ叶ったこと。そしてカトリンさんにイタリア人のジャコモさん…(;_;)
また、クレー研究では名物おじいさま、キュレーターの奥田修さんもこちらにいらっしゃることもあり、すぐそばに研究の皆さんがいらっしゃるので出たてほやほやの情報に関して逐一質問したり、ちょっと投げかけさせて頂いたり、貴重なお話を聞けたりと、ありがたすぎる環境の中にいます💭
初対面にもかかわらず、笑顔でささっと手際よく並べてくださる研究の皆様のお力添えも一生忘れません🥲もうクレーのご縁に助けられているとしか思えない。
まだきっと週明けもArchiveセンターに。こういう生活が普通になってしまったらどうしましょう…🫣
ここでの「糧」が今後どんな形になっていくかは、これからの音楽家としての私の成熟度にも寄る…“何らかの形”で、皆さんにも熱い熱量でお伝えできるようにがんばりたいです。
さて私が話すお天気の話はあてにしない方が良いですが🤭、スイスで寒さをまだ一度も感じていません🌥️🌨️。
食欲も睡魔も。
まずは日曜日の朝、昨年末に除夜の鐘を1つも聞かなかった分、こちらで無数に「🔔鐘」の音を聴いて色々吹っ飛んだようです。でも昨日はベルンの面白酒場に連れて行っていただいたらワインが美味しくてようやく眠れました。
この空気の美味しさは、心も体も良くします。
1日目の日曜日は、クマ公園から30分かけて丘の上のクレー・センターの方へ坂を上り…鐘の音、中世のベルンの街並みを眼下にテクテク🐾
まず秀逸の展覧会を鑑賞。
クレー・センターの展示の素晴らしさはちゃんと書きたいけれど、余力は残っているかな。大丈夫かな😅
地下のコスモス・クレーのクレーに特化したご当地展示と、外部との連携でクレーからの展開を見せてくれる1階の展示。今回のテーマ作家はアニ・アルバースで、彼女のテキスタイルの素材への飽くなきcrazyな展開には感動としか言いようとないものでした✨こうした2展示のスタイルは3年前からだそう。
違う展示のように見えて、strongな研究の成果が、生きた形で地下と1階で鑑賞者に考えさせるダイナミックな体験をさせる2つの企画を創り上げていくクレーセンターの皆さんの決めの細かい発想力は、私の中で、大都市の美術館の企画で感じるものとは次元の違う感動を覚えました🥹✨
やっぱりZPKは良いな。
「糸に耳を傾けて、かれらの言語で話すこと」by Albers
糸🪡一本へも感性を通わせる、クレーに特化した展示からかけ離れたようで、「見る」をすぐさま越えていく越境感がありました。
visual tactility の実践。
今回は地下のクレー展示にもありましたが、実際に触らせる。
光に向かう。
素材に狂っていく、熱狂していくアルバースの展開は、照明の仕方も相まって、追体験できるものでした。追体験って、ここに来る人ならみんな陰でクレーの展開がどうにでも感じてしまう、「テキスタイル×クレー」の仕掛けがあるから。
アルバースもバウハウスでクレーの講義を受けていた。グリッド状のあの「チェス盤」の理論。クレーもテキスタイルから逆に刺激を受けて…
地と図、ネガとポジ…
結び目はいづれ断片的に“文字のはじまり”を想起して。
越境、領域横断型のバウハウスのあり方が、アルバースという一人のアーティストの発展の中にあるよう。
その時、クレーの存在が不可欠。
地下のコスモスクレー展示ではHans Fischli との比較も。彼もクレーの弟子。建築家兼画家。有機的な分割。
でも、背景がないように思える。
クレーと並べられると、下地によって、また分割された奇怪な生き物たちの所在がますますわからなくなるあの越境するクレーの感覚が唯一無二なこともよくわかる。
でも、そこに確かに、居る。
企画者がとても強固なリサーチによって、聞き手に「読ませる」そんなダイナミックな連動的な、展示の仕方。
パーツの組み合わせ方。分割と個体化。
アルバースは、織物で垂直と水平での探究だったものが、版画の領域で、ようやく対角線が使えるようになってきたって。
しかも、
「素材が私に呼びかける」
この感覚をアルバースがずっと作品と、言葉で魅せてくれているのだけれど、どこかで聞いたことがある。
対角線、multiplication、グリッド状…
今日から、いよいよバーゼルです!
パウル・ザッハー財団✨アーレ川からライン川の方向だわ!
待ってて、Boulez!🥹♡




























































































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