オランダ・2分の1
Delft , Concertgebouw
初めてのオランダ🇳🇱入り、まずは美しい・小さな街:デルフトで我らの作曲家ピエちゃんPiet-jan van Rossumが味わい深くご登場!…旧教会の前で感動の再会🥹🌹
彼の小さい頃の思い出の詰まった地で、テーマはアップルパイのようで、やっぱりoude kerk(旧教会)の鐘の音🔔
こんな数日間だけでオランダで忘れ得ぬ時間を過ごせたのは、ピエちゃん&笙奏者:佐藤尚美ご夫妻の心からのケアによるもので、この6年目の友情に感謝しています🥲✨
果たして私はこの濃厚なオランダ滞在についてすべて書ききれるでしょうか…?🤔
やはりここは2つのポストに分けてみることに📮
①デルフトとアムステルダム・コンセルトヘボウ
デルフトに乗り込む前にノリスが「デルフト大好き」と声を掛けてくれたけれど、私もすっかり大好きな街になりました!ベルリンからのデルフトのコントラストは大きく、東門まで歩いてピエちゃんに連れて行ってもらって、すぐに私たちはデルフトの街の端っこまでやってきました。
「小さい」ということと、canalの風景、素朴な人々、巻き舌で長く伸ばしたり、喉をガーガー鳴らしながら話すオランダ語の会話はまた新鮮。
まず空気がきれい。
鳥たちがカナルの上で、子育てをしたりファイティング🦆
最高のアップルパイは、ピエちゃんがいなければ出会えなかった。中身ぎっしり!大波ホイップ!それにホワイトアスパラガスの馬のようなボウルスープはサワークリームの美味しいテイスト✨
味がとても良い意味でどれも薄いと感じたのは、「あとはお好みで足してね」の意味かもって、尚美さん😉
さて、毎時に鳴る旧教会の鐘の音は、夜中の12時には12回。毎回、半には1回。
お勧めの旧教会隣の宿だったので
「だからきっと裕美子は夜眠れないだろう😎」って嬉しそうにピエちゃんに脅されたけれど、鐘の音に気づいたのは朝の5時。これは私の時間😇
たっぷり眠りについてしまうくらい、強いけど深くてまろやかな音色。
piet-janのピアノ曲、segawayリサイタル2019年に演奏した世界初演だった『amour』の最後にも12回出てくる。すべての曲の下地が、このデルフトの鐘の音だって。今作曲中の『ピアノコンチェルト5番』にも書き込まれているドラフトをアスパラガススープをすすりながら拝見しました📝
ヴェンダース監督のperfect daysの「こもれび」のように、揺れる鐘の音。のことを力説する真剣なピエちゃん。
さて、1時間乗ったらアムステルダム。
コンセルトヘボウでのヘレヴェッヘ指揮J.S.バッハ『ロ短調ミサ』の演奏会への参加の思い出は、とても楽しみにしていただけに複雑な気持ちです。スタンディングオーベーションでヘレヴェッへを讃えたけれど、
好きなドロテアミールズのソプラノが生で聴けるので凄く楽しみだったけれど、
バスとテノールの精力に比べてか、なんとなく響いてくるものがなくて少し残念な気持ちも。
しかしカウンターテナーが素晴らしくて、私にとってはそこにライティングでした!
コレギウム・ヴォカーレの「合唱の中のソロ」が醍醐味なのだけれど、やはりサンクトゥス、ホザンナと、合唱と共にトゥッティになるところでもっと2倍増し、3倍増しと1曲1曲がまったく変化していく中で音響スペクトルの劇的な変化を期待してしまうのは、私の非成熟度なのかな。
新鮮にエネルギッシュなアーノンクールのオーラに一度感動しすぎたからかもしれない。
ベルリン→デルフト→アムステルダムも含め、質的にも時間的にも大小、新旧の行ったり来たりの内にあって、この「ロ短調ミサ」にも、こんなに色濃い質的な劇的変化を、めちゃくちゃ新鮮に聴かせてくれる演奏を聴きたい、というか、してみたい…
名曲を何千回も毎回新鮮に演奏することは、きっと、とてつもなく難しいことのように思えました🍀
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