top of page
  • yumiko segawa

7/15 永野英樹さんのピアノリサイタル~羽の生えた天使のような演奏会✨~



「経験」というのは積み重なると、羽ばたく羽が生えるようなのです✨


でも、きっとそれは特別な場合に限られる…🧚


何をしても楽観的なオーラに溢れていて、まるで初心(うぶな)ものとは一線を画していて、それは、クレーの描く「天使」の絵が、クレーが集めた子供たちの絵と違うように…


天使が通り過ぎるような2時間でした✨


あまりにも精巧に創られているのに、精巧になればなるほど透明に透き通っていく🫧


「経験」は、積み重なればなるほど、「苦しみ」が滲んだり、時に悲壮感が垣間見えたりすることも。日々、たぶんそういった事で心を揺り動かされたりすることもあるけれど、それは音楽とは「別次元」のこと。


ここでは、そんな心の動かされ方は一切なくて…ひたすら「良い」ピアノの音を聴いたのです。


トリルが綺麗だった…

中間色が綺麗だった…

弱音で音が重なる感じが美しかった…

綺麗だった…


端的に、言葉にするとそうとしか言いようがありません✨「圧倒」という言葉は使いたくなくて、、何しろ「圧力」とは無縁の世界なので🪽


これはピアニストの「心がけ」がすべてそうさせる。


もうこの瞬間から、

「暑い」って心の中でも愚痴らない!😂

お天道様が出てきていらっしゃることに感謝しよう🙏という気持ちに、今、帰りの電車の中ではなっている🥰


---「天使」のおかげさま…


「円熟の」とかそういう形容は褒め言葉だろうか?

これからは「円熟」って言葉には警戒してしまう🫣これからは…目指すは「天使」で行こう!🧚


ということで、この文化会館の真夏の湿度を一切封じ込めた静謐な空間で、50代のベテランの大ピアニストの、「天使」の演奏を聴きました!ピアノは、永野英樹さん。


永野先生に、ブーレーズ、どうやって弾けば良いのですか?なんてまだそんなこと聞けない🙈


でも、いづれ近くでお聞きできる日も来るはず…😊🍀

今は、ブーレーズの言葉と楽譜から対話の日々✨


勇気は、日々色んなところで受け取るものです。

がんばろう!


あっそうそう、今日の演目は…

ぜんぶ、新作だったのではないかな🤔


ドビュッシー、フォーレ、ラヴェル…そう言えば、そんな名曲揃いだったのかもしれない✨

でも、本日文化会館で生まれたばかりの新鮮さに包まれて、今日のプログラムは、私の中で「名付けようもない新しい音楽」として心に残しておこう💌✨


p.s.

今日のプログラムノート、新鮮な問いかけの言葉があってとても気になっていました。記載がないのできっと「天使」のシワザだと思っていたら、小沼純一先生のお言葉だったことが判明!😇✨全曲新曲と感じてしまうほどの印象は、きっとこの不思議な文章の力も後押ししていたからですね✨



bottom of page