2018/7/19
ドイツ・黒い森★その2★終 und Paul Klee! !
ヘルダーリン、ヘッセ、ケプラー、ヘーゲルなどゆかりの学生都市チュービンゲン。その後、やはりパウル・クレーに会いにシュトゥットガルトの美術館へ。
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数日前までセーターも着ていたLeipzigでしたが、日差しの強い爽やかな夏が一気に到来しています!
話は前後していますが、チュービンゲン。 中心のエバーハルト橋には、色とりどりの花のブーケが綺麗に配置されていて、ネッカル川が静かに流れている、どこを見ても絵になります、この街。
若きヘルダーリンが弟に、思わず「祈ろう」と神聖な気持ちをうたった詩の心境もわかる。そんな美しい情景でした。
日中、ネッカル川ほとりはビアガーデンで賑わってはいるのですが、橋から少し川へ階段で下ると船着き場が。素朴な木の船。そして、上を見上げると黄色いとんがり屋根の塔。これがヘルダーリンの塔。残念ながら工事中で中にも入れず。 ここで、ヘルダーリンは36年間人生の最期を過ごした。。
そこから風情ある裏道を抜けると 厳しいプロテスタントの神学校、エバンゲーリッシュシィティフト。 シィティフトの厳しさは、ヘルダーリンやヘッセの作品のなかにも綴られてる。
石畳を登って、ホーエンチュービンゲン城へ。大パノラマが広がる。黒い森。今日も青い空\(^^)/
市庁舎前も、建物がおとぎの国のように並んでる。その一角に、ヘッセが働いていた、ヘッケンハウアー書店が。
そして、やはりクレーにも会わなくては!! シュトゥットガルトの州立絵画館へ。 イギリスの建築家ジェームズ・スターリングによる斬新な建物。
シュトゥットガルトは、バウハウスでお馴染みのオスカーシュレンマーらが、バウハウスダンスを初演した場所。
あの、硬いコスチュームの展示。 spatially plastic 空間的な形成?と呼ばれるもの。空間とフィギュアの関係をより近いものに、数学的にこの世界の真実と接しようとする試み。リアリティーの追求とは逆のもの。
クレーはまたそちらと同士なようで、一線を画している!
うぅ、やっぱりクレーなのよ・・・。 生き生きしていてやっぱり楽しみを与えてくれる! いい意味でくつろぎがある。 クレーには必殺技が何種類もあって、どれも全部違う。なのに、絶対クレーなんですね(^-^)クレーだってわかる。
たった6点でしたが、いい6点でした。クレーの6点をじっくり眺めるために、その壁の前にはソファーが置いてありました。
「絵を見るには、いすが必要」
というクレーの言葉通り(^-^)
帰国を1週間早めて、フランクフルト空港へ。 東京に帰ったら、Debussy。。。