— 場所: ポツダム
· 5月14日 ·
スイス・ドイツ圏旅 その7★
リューネブルク、ポツダム・サンスーシ宮殿へ。 バッハめいて参ります♪ (実はバウハウス・デッサウに入る前のお話です)フリードリヒ大王のことも益々好きになってしまいました!
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気候の方は、北へ行ったのに暑いぃ。(^^; 数日前から太陽サンサン☆ドイツの皆様、それでも衣替えをしないのか、ダウンをまだしぶとく羽織っていらっしゃる。スプリングってないのかな…でもキャミの女の子もいたり(笑) 私もコート脱ぎたい。でも荷物増えるから着てよう(* ̄∇ ̄)ノ という感じ。
かなり大股で移動中ですがICE特急でビュンビュン~!ボンから入り、北へ、半円描いて終点ミュンヘンへいく過程(^^)/ ジャーマンパスを購入さえすれば、あとは要するに新幹線乗り放題♪こういうの、日本にもあればいいのに。。。スイス・パスなんてもっと凄い。これでどの街も市内トラムやらまで乗り放題、美術館は殆どフリー。スイスはより観光客に優しい…(*´∀`)これを覚えてしまえばコスト的にも色々便利。
さて前置きが長すぎたけれど、リューネブルク。ああ、赤レンガのこの街並み。北のドイツの雰囲気になった!懐かしい。前回行き損ねたリューネブルクに立ち寄ることも、今回の目標でした。
バッハが音楽修行の仕上げをした場所。高校時代といったところなのか、、バッハがオルガン鑑定の技術を修得した場所。聖ミヒャエル教会。 藤の花がやっぱり至るところでキレイ。
オルガンコンサートはミスってしまったけれど、聖ミヒャエル教会では奇跡的にオルガン試弾の場に居合わせ、聴き入ってしまった。北のオルガンの細い響きを少しでも聴くことができたありがたいプレゼント。
しかし時間ギリギリ!電車に乗り遅れそうに、、走るはしる…
そう、ポツダムサンスーシ宮殿は17:30までに入らないと間に合わない~!(@_@) なんとか滑り込みセーフ!私が当日最後の来館者でした(笑) 私が1部屋進むごとに係員が後ろの部屋のドアを閉める…モタモタしてると叱られそうだ、笑ってるけど早く出てよオーラのおばさま係員、、汗)
バッハが“音楽の捧げ物”を献呈した、とか音楽好きフリードリヒ1世の主題に即興演奏したことは逸話として有名だけれど、あまり定かではないのでまったく触れられていない。悲しいかな。啓蒙主義の流れと抗いつつ、闘いの連続を自らの音楽・技法で生き抜いたバッハを思うと、また…。
ジルバーマン製のチェンバロと、王様のフルートが展示してある豪華な音楽のお部屋。 大王、奥さんとは別居。ゲストルームが沢山。好奇心旺盛な王は国内外から有識者達を招いて高尚な会話を楽しんだという。ドイツ文学ではなく、フランスに傾倒し、ヴォルテールが憧れだったとはじめて知った。展示最後の部屋にヴォルテールの小さな像が置かれてありました。
読書家、作曲、天文学からあらゆる学問に精通する、文化を愛する王さま。
軍事王の父親の精神とは正反対の、戦争から離れたくて“憂いの無い”(サン・スーシ)フランス語でそう名付けた芸術、自然に溢れた夏の離宮。
ここで付け加えたいのは、軍国主義の時代にあって、このサン・スーシ宮殿は実は慎ましい規模の宮殿だということ。こじんまりした中にも、美しさが凝縮してある。 戦火の中でも、こうして文化を保護していこうという大王の心意気にじんときました。印象に残る宮殿。
ポツダムの街自体、とても清潔されている。フリードリヒ大王の業績が今日まで続いている観光地。庭園、公園、緑も多くてこちらも本当にいい街。
ベルリーナービールは、赤か緑の甘いシロップと共に。フルーティー!王さまのような大きな器で、ストローでいただく新感覚ビアー(*´∀`)♪ もちろん、美味!