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yumiko segawa

別様の作動2 in 1 in 2 ★その1 ★ ことはじめ。



★別様の作動2 in 1 in 2★その1 ことはじめ。


『ブクレシュリエフ:群島』にちなんで…どっちつかずの、島!?


海の中でなくて、地上の、田んぼに広がる「不思議な島々」を先日、梅雨の晴れ間に練り歩いて来ました☀️


しかも、鳥海山登山でなく「麓」のみの気弱コースです😂でも、ここを歩くことがここ最近の念願だった…


🏝️秋田の象潟・九十九島🏝️


最近ずいぶんクローズアップされていて、人が多くて歩くのも大変に違いないと思いきや、だ〜れもいない🥹🫧

悲しいけれど、なんだか静かに、はじめましての鳥海山とゆっくりお話ができた感じで、贅沢な気分を味わいました🍀


鳥海山を横目に、虫の声を聴きながらあぜ道を歩く…こんなシテュエーション✨


そこに、「島めぐり」の道標が至る所に立っている🚩


原始的に歩いては島🏝️に行き着き、確認。何ともない「道中」が楽しい。

その間、柴犬を散歩するご夫婦が通り過ぎたり、通常モードで農業するおじさんが少し遠くに、見える。

農家のおじさま👩‍🌾、敢えてこちらに何も気を使わない素振りがまた良いものです☺️


そして今は秋の黄金に輝く稲穂シーズンでもなく、水田の稲が成長していて、全面が若々しい緑🌿だから季節ごとに、風景もまったく違って見えるようです。


それこそ、田植えの時は仮想の「海」の上を歩くように🌊


そんな訳で、ここ数年の「出羽三山」への憧れ行脚の道すがら、羽黒山(2019)-月山(昨年)と来たのだから、今回は湯殿山⛰️!のはずが、鳥海山方面に来てしまったわけです。

密かにお米から「山形」ファンになっていた私でしたが、今回ははじめて秋田・象潟へ!


県境だけに、静かなる秋田県民vs山形県民のバチバチを至る所で感じ取った😂

秋田で乗ったタクシーの運転手さんは、私が前日に山形泊をしたことを知ると態度が急変😱

「秋田からみる鳥海山だけが富士山のように見える!」と、超真顔で解説いただきました😆

うぅ‥昨年、月山の麓でお世話になった素朴で話好きの長閑な山形ドライバーさんの方とだいぶ違うなぁ〜と思いきや、帰りには、気前の良い大須賀さん似の綺麗なお姉さんに、「乗ってく〜?」と、なんと象潟駅まで送っていただいてしまったのでした!😂救世主✨

(iPhoneと腕時計が30分ズレていた!)

そうか、ここは「秋田美人」の国か🤔💡


と、逸れすぎた安易な県民比較は置いておいて、


何しろ、この山は秋田と山形の県境にあって、双方から見える鳥海山は姿が大きく変貌するとのこと。


裾野が綺麗にながらかに八の字に広がって、本当に富士山のように綺麗。だけど、山頂が2つか3つに見えるのは最後まで気になっていたのでした。^^; なんだか、方角によっては「だまし」を食らったようで。


「だまし」に「もどき」


実はこの2つのワードは、森敦の『月山・鳥海山』から教えてもらった言葉。昨年月山に行った際に、鈴木晶先生がこの本をご紹介してくださった。


—-月山を死の山、仏の山。鳥海山を、生の山、神の山というんでろか。


この本で、この2つのワードに言い諭される。

「山」とか「生」、「死」が眼前にあるものでもなく、幻のようなものを「認識」したつもりになって、日々一生懸命わたしたちは生きているようです😂この世で。


—-わたしたちは「もどき」、「だまし」の死との取引きにおいて、「もどき」、「だまし」の生を得ようとし…


山を見た感受性の深さと豊かな描写に、久しぶりの日本の作家の本を片手にちょっと良い読書旅をしました📙


さて鳥海山の麓に広がるこの「九十九島」は、どうやら紀元前466年に大噴火を起こした後、山頂から流れ出た巨大な溶岩の名残りのようなのです。山頂から日本海にも黒い溶岩、泥流が流れ出て、海底には溶岩が沈んでいる…


鳥海山って裾野が海に繋がっているような、異常で破格な山なのですね!標高がそんなに高くないのに、出羽富士って呼ばれてる✨歴史もこの山と海の一気に繋がったダイナミックな地形にあっぱれです😳


せばね👋鳥海山❗️


そして最後に「島」に立ち返る😇


ブクレシュリエフの『群島』を今弾いているからか、クレーの『島=鳥』のどっちつかずの中間領域の作品に見慣れていたからか、今は島に敏感✨


ブクレシュリエフの「群島」は、書かれたことと、書かれないことのあいだをゆく。


「島」は、地上と海のあいだ。

「鳥」は、地上と重力から解放された宇宙とのあいだ。

あとクレーが好きな「天使」は

地上と天のあいだのメッセンジャー。

だけれど、どうもおぼつかない未完成の、足の生えた「まだ」の象徴として描かれる。


森敦さんの「もどき」に「だまし」、いやぁ、そもそもことの発端は、結局このことについて、ブーレーズから「別様の作動」を起こそうとしていたのではないか??🤭


なにしろブーレーズ:第2ソナタは、

ソナタの「もどき」であり、「だまし」であるのだから…🫧

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