瀬川裕美子ピアノリサイタルvol.8

ブーレーズ: ピアノソナタ(全3曲) × ベートーヴェン : 6つのバガテル

  『窓のあるコンポジション』~B’  ノタシオン ⇔ ソナタ ⇔ 6つのバガテル

                                 

       Boulez: Notations  or  3 Sonates  or Beethoven: 6 Bagatelles op.126 

令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演

第20回佐治敬三賞推薦コンサート

2020年11月7日(土)開演16:00 

                           開場1:30

@ トッパンホール

 

全席自由 一般2,500円

     (当日3,000円)  

     学生1,500円       9/1(火)発売開始

          ★200席限定 残席7席

《チケットご購入

●トッパンホールチケットセンター 03-5840-2222  (土日祝 休)

  

 

 

 

 

《お問い合わせ》

 

セガウェイ・プロジェクト     090-1106-3302  

     

 

 

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プログラム

 

・ブーレーズ:12ノタシオン ~no.8.9

P.Boulez /        12Notations ~no.8.9

             

              :ピアノソナタ 第1番

               Première Sonate pour piano

       

        :12ノタシオン ~no.6.7    

               12Notations ~ no.6.7

             

              :ピアノソナタ  第2番

               Deuxième Sonate pour piano

 

・ブーレーズ  :ピアノソナタ 第3番 ~トロープ

P.Boulez /       Troisième Sonate pour pianoFormant 2: Trope

 

・ベートーヴェン:6つのバガテル 作品126

L.v.Beethoven /     Six Bagatelles op.126

 

・ブーレーズ  :ピアノソナタ 第3番 ~コンステラシオン—ミロワール

P.Boulez /          Troisième Sonate pour pianoFormant 3: Constellation-Miroir

5thCD 『窓のあるコンポジション』~ B’   

11/11(発売)  会場にて先行発売予定!

協力  

(株)トーンフォレスト 

 

後援 

(株)松尾楽器商会/ 日仏現代音楽協会

   /  日本アルバンベルク協会 

   日本パウル・クレー協会 

国立音楽大学東京同調会 

国立音楽大学付属高等学校同窓会 

令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加作品

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 ~“B”--- Boulez と Beethoven、そして Paul Klee~

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グツグツした「イメージ・タンク」(前意識=言葉の映像、又は記憶の残骸の大きな貯蔵所)のパワーの発動を常に感じ、その力を布置することで、また新た(・・)な(・)変動を呼び込む2人の“B”と Klee。

硬直することを知らない、この世には存在しない複数の「窓」を開け放って、つねに現実という鏡を通り抜けていこうとする匿名性に到る突き抜けた極限の葛藤・真実の探究が、彼らの内奥のヴィジョンによってのみ見られうる新しい(・・・)ユートピア(異質のものの共存・和解のあり様)を現実のものとする。

 

----この2人の“B”とクレーは、よく似ている。

              どこまでも注意深く…彼らのサインを、見過ごしてはならない…

 

●『窓のあるコンポジション』―クレーの絵は、抽象的フォルムの探究と同時に微睡(まどろみ)みながら見えてくるもの、その領域の行き来の中に、動的な生命力溢れる力と、静的な幾何学的な記号等のあらゆる矛盾が不可思議な造形作品となって立ち現れている。その意味を考えさせる前に、すでにその動きの中にわれわれを誘い込んでいる。その現象の裏側にあるもの、物事の先とこれまでと全体が、植物のように生成する「!」に喚起され、ある瞬間、観る者の眼前に一気に浮かび上がる。この絵の中央下部に浮かぶ B ’-Bアポストロフィー ―そこに存在しない人物、抽象的な属性や概念に直接語りかける―。複数の開け放たれた「窓」を契機に、この地上で感じる心理的揺れ、空間や記憶のズレをそのままに、全てが囁き交わす。色面の透過と枠構造からなるこの“コンポジション(構図)”の中で、微小な事柄、具体的な事例が、宙吊りにされた B’によって体制化されない自由さを護っている。

 

 

●あまりにも様相の異なるブーレーズの全3曲のピアノソナタ。2016年から開催してきたvol.5~vol.7の3回の「Paul Kleeリサイタル」で、1曲づつプログラムに組み込んできたブーレーズの創造の、生きた痕跡を一夜で、一気に体験する。

いづれも、その後のソナタの展開上の全段階の萌芽を内に含んだ生きた細胞─『ノタシオン』に始まる12音音列の扱いに関わりつつも、3つの個別のものの見え方、発展の仕方、形式のあり方、そして3番のソナタが未完であることの意味も含めた全体を通して、私たちは終始、ブーレーズの音楽に通底する「真に1つの継続した一貫性」を体験し、何よりブーレーズが語るように、  

―「ピアノは自らの楽器」であったことの“証”を、その世界内宇宙を聴く。

 

 

●ベートーヴェン最期の3つのピアノソナタ、第九op.125の後、最後のop.127以降の弦楽四重奏曲群の創作の前、この断片集、『6つのバガテルop.126 』が結晶化している。このベートーヴェン晩年様式の中にあって、「奇妙に縮んだ」、「奇異に思われるほど短い」この作品に、もはや動機が有機的に発展するという「成長の歴史」を見るのではなく、この作品内に含まれる具体的断片そのもの自体の中に、むしろ「歴史の痕跡にすぎない」ものを見い出していくことが、彼の「謎」を解明するすべになってくる。

― 断片が断片として輝くための軌跡は、可能性に賭ける壮絶な体験。

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